ジャニオタの読書記録②
- 作者: 吉田修一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/11/09
- メディア: 文庫
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横道世之介という地方から上京してきた大学生の日常を綴ってあるだけだ。でもその日常が温かくて、クスッと笑える。
世之介と関わった人たちがそれぞれ皆、数年後に世之介のことをふと思い出して感慨に耽る描写が所々に挟み込まれるのだけど、私もそんな人間になりたかったなぁと思う。ふとしたときに、あんな奴がいたな〜と笑って思い出してもらえるような存在。もう2●年人生が過ぎて、今更な話だけど。
なんとなく手に取ったこの本だけど、私もこの物語に出てくる人と同じように、世之介に出逢えて良かったと、そんな気持ちにさせてくれる本だった。
私吉田修一さんの作品って「悪人」しか読んだことがなかったので、こんなテイストの作品もあるんだ!と意外だった。他にも読んでみたいな〜。
- 作者: 沼田まほかる
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/01/29
- メディア: 文庫
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なんというか…結局誰も幸せな結末にはなっていない?元々ハッピーエンド!みたいな話はそんな好きじゃないけど(笑)それにしても登場人物誰もどこにも出口がない、すっごく狭い世界の中で、全員が雁字搦めになっている様はなかなかしんどい。あの人たちにどんな未来が待ってるんだろう。
せめてナズナちゃんと、ダディ(服部)には、穏やかな人生を送ってほしい。
- 作者: 雫井脩介
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2004/08/01
- メディア: 文庫
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武内が徐々に梶間家に侵食していく様子にハラハラドキドキ。
1月あともう1冊読めそうだけどとりあえずこれで終わり。