三日月サンセット

Love-tune真田佑馬くんを細々と応援するオタクの記録

ジャニオタの読書記録①

 

本を読む、という今年の目標を掲げてから1週間程度で読んだ3冊。

ドロドロした女の世界を描いたものやサスペンスものが好きなので、そのようなキーワードでお勧めを検索してみてヒットしたものを適当に選抜して購入してきた。ただの読書記録。

 

噂の女 (新潮文庫)

噂の女 (新潮文庫)

 

 オムニバス形式であることを把握しないまま読み始めたので、1章を読み終えた時点で「?」だったのだけど、「?」となりながらも読み進めると…「あぁ!!!」の連続。一気に読了。

糸井美幸という女性と関わった人達の目線で彼女を取り巻く出来事、事件が語られていく。彼女目線のストーリーは一切出てこないので、彼女が悪い女なのか何なのかは結局分からない。ただこの物語に登場する人の殆どが、彼女が罪を犯していると確信しているのに、彼女を心から嫌いだとは思っていないような…どこか、羨ましさを抱いてしまう。それは私も。

 

  

森に眠る魚

森に眠る魚

 

  子供のお受験を巡る、ママ友同士の関係を描いた物語。本当に少しずつ、少しずつ、ママ友の関係が崩れていく様子にゾクゾクした。

女のマウンティングは未婚既婚関係なく存在するけど、現在呑気な独身女な私は「何で周りをそんなに気にする?そこまでして関わり合わなければいいのに!」とこの物語を読んで思ってしまった。けどこれから先結婚して子供が出来るようなことがあったときにこの作品を読めば、きっとまた感じ方ががらっと変わるんだろう。

 

 

木曜組曲 (徳間文庫)

木曜組曲 (徳間文庫)

 

 巨匠、重松時子に深く関わる5人の女の集い。時子は4年前に薬物死している。そんな時子を偲ぶ会が、お互いが当時の秘密を告白し合い、犯人探しの会に。内容的には重い話をしているはずなのに、妙にコミカルな良いテンポの彼女らの会話で物語は進む。誰が嘘を付いているのか、真相はどうなのか、気になってどんどん読み進められた。読了後は何だかスッキリ。

 

 

本を日常的に読むのは久しぶりで、読んだら眠くなったりするんじゃ…と思ったけど意外とそうでもなく、いいペースで読めている。

先日年明け初の遠征(ハピアイ)も済ませたが、いつも長いなぁと思っていた道中も本を読んでいたらあっという間で、もっと早くこうしておけば良かったと後悔。